理想とする住まいのカタチに、適切な建築工法は?

ハウスメーカーをブランド力で選ぶという方々は極少数です。
理想とするカタチづくりの為には、ハウスメーカーの得手不得手を考えて絞り込んでいく手法も憶えておきましょう。

■はじめに − 耐震性等の安心面について

日本の建築物は有史以来、地震・台風等の天災との戦いで進歩してきました。 十数年前から、一戸建て住宅の耐震性能の向上は著しく進展しました。
そのポイントは、住宅基礎と耐震用の補強金具。 特に住宅基礎は、特殊立地を除きあらゆるハウスメーカーで全てベタ基礎仕様。住宅基礎全体を剛性の高いひとつの鉄筋コンクリート造のプレートで作ります。 また木造では、補強金具によって柱・梁等の接合に強度を増しました。 現時点では、建築工法に関係なく求められる耐震強度以上の水準にまで引き上げられています。ごく一部の手抜き工事等の事故例を除き、格段の進歩が見られます。

■代表的な建築工法について

在来木軸工法  …プランの自由度が高い

最もポピュラーな工法で、木軸工法とも呼ばれています。 柱・梁など木質の持つ柔らかな空間テイストが味わえます。空間づくりに高い自由度が生まれますので、一般的な形状はもちろんのこと、 吹抜け、多角形状にも容易に対応できます。また、大工さん仕事として、収納等の造作家具はもちろん、飾り棚などの演出等の現場での 対応力にも優れていると言えます。

軽量鉄骨工法  …軽量鉄骨の安心感

在来木軸工法と基本的な構造は類似していますが、柱・梁に軽量鉄骨を使用します。最近では微細な柱位置の調整もできるように なり、空間の自由度は高くなってきました。しかし、カスタムメイドな特殊な空間を作る場合には、軽量鉄骨を特別な加工が必要となり、 割高な工法とも言われます。従って、総2階建てのようなシンプルな形状、構造の建物を希望する方々で、かつ鉄骨の持つ安心感に こだわりを持つ方々向きと言えます。

ツーバイフォー(2×4)工法等  …おしゃれなフォルムと高気密・高断熱性

枠組壁式工法とも呼ばれ、在来木軸工法や軽量鉄骨工法と異なり、柱・梁で支えるのではなく、壁と床という面で支える工法です。 主要な構造が壁であるために、窓等の開口部がひと回り小さくなります。室内に陽射しを入れるために出窓を設けたりしますので、海外の 童話に出てくる一戸建てのイメージと言えばわかり易いかもしれません。構造的にシンプルなものに適しており、北米・北欧の輸入サッシ 等と合わせて、高気密・高断熱性能が優れている利点があります。特色ある外観と高い室内環境性能にこだわる方々向きとも言えます。 ※最近ではツーバイシックス(2×6)工法もありますが、使用部材の違いで構造的には同じです。

ログ工法  …簡単な注文プラン

工法的には、2つあります。在来木軸工法と同じものでポストビーム工法もありますが、一般的には無垢の木材を組積して壁で支える構造のことを ログ構造と言っているようです。積んでいく材の形状が大きな丸太か角材、さらに木材の種類によって、内外観のテイストがまったく趣が 変わってきます。輸入資材を使う場合が多く、カタログで基本プランを選び、あとで住宅設備機器を加えていくために、とても簡単な住まい づくりができます。既に当地には、複数社のログビルダーが建てていますので、ログハウスの総合展示場的な見学もできます。

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